対面カウンセリング再開

5月25日に新型コロナ感染症の緊急事態宣言が解除されましたので、5月26日から感染症対策に留意しながら、対面でのカウンセリングを再開します。

引き続き電話やオンラインでのカウンセリングも行っていますので、ご希望の方はご利用ください。

緊急事態宣言が解除されて、本当に長い、暗い夜が明けたような喜びがあります。

もちろん、まだ手放しで喜ぶ段階ではないし、多くの喪失があり、医療現場ではまだ多くの人が献身的に働いていることを忘れてはいけないことはわかっています。
でも、「明けない夜はない」という言葉を今はかみしめています。

この期間、一般の私たちも多くのことを耐え、頑張って乗り切ってきました。
外出を自粛し、慣れないリモートワークをし、休校中の子供の勉強をみてあげ、ゴールデンウィークなのにどこへも行けなかったりしながら、孤独に耐え、暗いニュースに毎日心を痛め、不安に耐えて過ごしました。

一方そこにはオンラインでつながった世界中が、一緒にパンデミックという危機と向き合う、ある種の一体感のようなものもあり、これまでの日常と世界の在り方を改めて考え直すきっかけにもなりました。

休業要請が解除されて、またかつての日常に戻っていくことへの不安と戸惑いを感じる人も少なくないのではないことと思います。さらに厳しい現実と向き合わなければいけない人も多いことでしょう。

でも今はまず、みんなで力を合わせてこの難局を乗り越えたことを、私たちは誇っていいし、お互いを讃えあっていいのではないでしょうか。そしてコロナ自粛生活の中で学んだことを決して忘れることなく、未来に活かしていけるように願っています。

2020年5月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

アトピー性皮膚炎の心理支援

アトピー治療の難しさ

アトピーの患者さんは、全身の強い痒みという症状の苦しみだけでも大変なのに、症状がひどくなると外出が困難になり、外見に現れる症状のため様々な悩みを抱えやすい状況にあります。

アトピーの治療では、皮膚科の標準治療がある一方で、ステロイドを使い続けることへの不安を感じる人も多く、またいろいろな代替治療の情報に振り回されて混乱し、治療が難しくなることも多いようです。

かつては子供の病気、大人になれば治る、と言われていたのに、最近では大人のアトピー患者さんも数多く、また重い症状に苦しむ人も増えています。

アトピーと心のケア

アトピーとストレスの関連は以前から指摘され続けてきたことで、多くの患者さんが、「ストレスが多いと症状が悪化する」と感じているようです。最近の心身医学的な研究からはストレスが神経、内分泌系を介して、免疫系に様々な影響を与えることが、わかってきています。

アトピー患者さんの難しい治療のプロセスを支え、ストレスを緩和して症状を和らげるためにも、「心のケア」が必要なのですが、実際にカウンセリングなどの心のケアを受けることができている患者さんは少ないのが現状です。

「アトピー性皮膚炎患者1000人の証言」(安藤直子著 子どもの未来社)によると、「アトピーに心のケアが必要だと思うか?」の質問に、1000人中836人が強くそう思う、ややそう思うと答えています。ところが、その中で実際にカウンセリングを受けているのはたったの4%、心療内科で治療を受けている人が3%、精神科が1%という結果だそうです。

心理カウンセリングオフィスでぃあのアトピー心理支援

心理カウンセリングオフィスでぃあでは、アトピー性皮膚炎の心理支援に力を入れて取り組んでいます。患者さんの困難な治療のプロセスを支え、ストレスを軽減し、皮膚に影響を与える様々な心の課題に患者さんと一緒に取り組んでいきます。

心理療法を受けることで、魔法のようにアトピーが治る、というようなことは言えませんが、心の問題に取り組むうちに、アトピーの症状がいつの間にか軽くなっているというケースは決して珍しくはありません。一人で悩み、苦しみ抱えないで、是非一度ご相談ください。

2014年9月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin